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部活動地域展開の基本用語10選
専門用語を理解して変化に備えよう

📖 この記事でわかること
  • 部活動地域展開に関する基本用語10選の意味と背景
  • 地域クラブ活動や外部指導者など、ニュースでよく出てくる言葉の違い
  • 自治体の説明会や学校からのお知らせを理解するための基礎知識
  • さらに理解を深めたい方向けの関連用語3つ
部活動地域展開について、ニュースでよく聞くけれど専門用語が多くて分かりにくいと感じていませんか? この記事では、よく使われる10の基本用語を初心者にも分かりやすく解説します。用語を理解すれば、ニュースや説明会の内容がぐっと分かりやすくなります。まずはこの10個を押さえましょう。
1 部活動地域展開
ぶかつどうちいきてんかい
これまで学校の先生が中心となって行ってきた部活動を、地域の人や団体も担うしくみです。
学校と地域が協力して子どもたちのスポーツ・文化活動を支えていきます。「部活動の地域移行」とも呼ばれることがあります。目的は3つ。教員の負担軽減、少子化への対応、子どもたちへの多様な機会提供です。
2 地域クラブ活動
ちいきくらぶかつどう
学校の部活動に代わって、地域で行われるスポーツ・文化活動のことです。
学校の先生ではなく、地域の指導者が中心となります。民間企業やスポーツクラブなどが運営・指導を担うのです。休日に行われることが多く、複数の学校の生徒が一緒に活動することもあるでしょう。「地域部活動」と呼ばれることもあります。
3 休日の部活動の地域移行
きゅうじつのぶかつどうのちいきいこう
部活動地域展開の第一段階として、まず土日祝日の部活動を学校から地域の活動に移していくことです。
平日は学校の部活動、休日は地域クラブ活動という形で段階的に移行が進められています。令和5年度(2023年度)から全国で取り組みが始まっており、まずは休日からのスタートなので、焦らず様子を見ていきましょう。
4 合同部活動
ごうどうぶかつどう
少子化で1つの学校だけでは部員が集まらない場合に、複数の学校が合同でチームを作って活動することです。
特に地方の小規模校で増えています。部活動地域展開が進めば、最初から地域単位で活動することになるため、合同部活動の必要性は減っていく可能性があるでしょう。
5 外部指導者
がいぶしどうしゃ
学校の教員以外で、部活動や地域クラブ活動を指導する人のことです。
具体的には、地域のスポーツクラブのコーチ、元アスリート、専門技術を持つ地域住民、民間企業の指導員などが該当します。専門的な技術や知識を持つ指導者が増えることで、子どもたちがより質の高い指導を受けられる可能性が広がります。
6 運営団体
うんえいだんたい
地域クラブ活動を実際に運営する組織のことです。
総合型地域スポーツクラブ、民間のスポーツクラブ、文化芸術団体、NPO法人、地域の体育協会、企業などが運営団体になります。指導者の確保、活動場所の手配、参加費の管理、保険の加入など、活動全体をマネジメントする役割を担います。
7 受益者負担
じゅえきしゃふたん
サービスを受ける人(受益者)が、その費用を負担するという考え方です。
地域クラブ活動では、参加する生徒や保護者が一定の参加費を支払うことが想定されています。ただし、経済的な理由で参加できない子どもが出ないよう、多くの自治体で補助制度が検討されています。
8 総合型地域スポーツクラブ
そうごうがたちいきすぽーつくらぶ
地域住民が主体となって運営する、多世代・多種目のスポーツクラブです。
子どもから高齢者まで、様々な年代の人が、自分のレベルや目的に応じて複数のスポーツを楽しめる場を提供しています。部活動地域展開では、このクラブが地域クラブ活動の運営団体の一つとして期待されているのです。
9 文化芸術活動
ぶんかげいじゅつかつどう
吹奏楽、美術、演劇、茶道、書道など、スポーツ以外の部活動を指す言葉です。
部活動地域展開は、運動部だけでなく文化部も対象となります。地域展開によって、映像制作、プログラミング、伝統芸能など、学校では提供が難しかった文化芸術活動の選択肢も広がる可能性があるでしょう。
10 拠点校方式
きょてんこうほうしき
複数の学校の生徒が、特定の学校(拠点校)に集まって部活動を行う方法です。
例えば、A中学校、B中学校、C中学校の吹奏楽部員が、施設の充実したA中学校に集まって一緒に練習するようなケースです。合同部活動の一形態で、地域クラブ活動への移行前の段階として採用されることもあります。

番外編:知っておくとさらに理解が深まる用語

ここからは、さらに理解を深めたい方向けの用語を3つご紹介します。初めての方は、まずは上記の10個を押さえていれば十分です。

部活動指導員(ぶかつどうしどういん)

学校に配置され、顧問の先生と同じように部活動の指導や大会引率ができる職員です。

教員ではありませんが、学校の職員として位置づけられています。外部指導者とは異なり、学校の部活動の中で指導を行います。

コーディネーター

地域クラブ活動を円滑に運営するため、学校と地域をつなぐ調整役です。

指導者の確保、活動場所の調整、保護者との連絡、行政との連携など、様々な調整業務を担います。部活動地域展開を成功させる鍵となる重要な役割です。

中体連・高体連(ちゅうたいれん・こうたいれん)

中学校体育連盟・高等学校体育連盟の略で、全国の中学校・高校の運動部の大会を主催する組織です。

従来は学校の運動部活動の大会を主催してきましたが、地域クラブ活動の生徒も大会に参加できるよう、規則の見直しが進められています。

📝 まとめ
部活動地域展開に関する基本用語10選を解説しました。用語を理解すれば、ニュースや自治体の説明会の内容が分かりやすくなります。まずはこの記事で紹介した用語を押さえておけば十分です。焦らず、少しずつ理解を深めていきましょう。
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